- ツーリングドームlxの使い勝手が知りたい
- ツーリングドームlxの使い勝手が知りたい
- ツーリングドームのメリット・デメリットは?
コンパクトなサイズながら、テントに望む機能が詰まったコスパの高いテントであるコールマンのツーリングドーム。
その使い勝手の高さから、キャンプ初心者からベテランまで幅広く愛用されています。
今回の記事ではコールマンのツーリングドームlx(大きい方)を実際に使いレビューしていきます。
ソロキャンプでの使い勝手や、実際に使って分かったデメリットなど細かくレビューしていきます。
記事の序盤ではツーリングドームstではなくlxを選んだ理由や設営手順などにも触れていきます。
記事後半で詳細レビューやメリット・デメリット等を紹介していくため、早くレビューが知りたい方はコチラからスキップが可能です。
ツーリングドームで快適かつ充実したアウトドアを過ごしましょう!
ソロキャンプにオススメなコスパの高いテントについてもまとめているため、こちらも読んでいただけると幸いです。
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ツーリングドームlxを選んだ理由
私はこれまでにDODのワンタッチテント、コールマンのエクスカーションティピーと二つのテントを購入しており、ツーリングドームは三つ目となります。
ツーリングドームを選んだ理由は、とにかく気軽に使えるテントが欲しかったから。
ソロキャンプにも適したテントは様々なラインナップがある中、
- シンプルで扱いやすい
- 設営は簡単
- 広い前室
- 収納時はコンパクト
- 価格が安い
等の特徴を持ったツーリングドームはまさに自分にピッタリでした。
これまでに使ってきたテントも良いものでしたが、DODのワンタッチテントは設営こそ簡単なものの雨に弱く、エクスカーションティピーはソロで使うには若干大げさな感じもありました。
しかしツーリングドームであれば雨でも前室内に荷物を置いて過ごすことができ、1人でも簡単に設営を済ませることが可能。
サッと設営して気軽にキャンプを楽しむにはまさにベストなテントでした。
各テントのレビューは↓から
1~2人用のツーリングドームstがある中あえて大きい方のlxを選びましたが、2人で使用する場合もあったり、コットを使いつつスペースにも余裕が欲しい私には丁度いい広さでした。
ツーリングドームlxのスペック
ツーリングドームlxのスペックは以下の通り。
比較のためにツーリングドームstのスペックも記載します。
品名 | ツーリングドームst | ツーリングドームlx |
設営サイズ(最大) | 約210×310×100(h)㎝ | 約210×395×110(h)㎝ |
インナーテントサイズ | 約210×120×100(h)㎝ | 約210×180×110(h)㎝ |
収納サイズ | 約Φ19×49㎝ | 約Φ21×49㎝ |
重量 | 約4㎏ | 約5.2㎏ |
耐水圧 | フライシート/約1,500㎜、インナーテント/約1,500㎜ | |
ポール材質 | FRP製 |
コールマンのツーリングドームは名前の通り、バイクでのツーリングキャンプまで想定したコンパクトなテント。
そんなツーリングドームには1~2人用のサイズであるst、2~3人用のlxの2種類が存在し、今回の記事ではlxをレビューします。
テントの生地にはTexFiber(テックスファイバー)と呼ばれる素材が使用されており、化学繊維でありながらコットン風の柔らかい雰囲気を持っています。
1人での設営まで考えられた設計で設営もかんたん。
別売りのタープポール等を使用すれば前室の一部を立ち上げてキャノピーとして使うことができ、タープ無しでも日陰の居住空間を広げることが可能です。
また遮光能力が高く日光による温度上昇も抑えられるツーリングドームst+、lx+も販売されています。
ツーリングドームlxを実際に使ってレビュー
2~3人の使用を想定したツーリングドームlxですが、今回はソロキャンプで使用してみました。
広さや快適性など、使い勝手全般をレビュー。まずはメリットを紹介していきます。
設営はシンプルで分かりやすい
ツーリングドームlxの一つ目のメリットは、構造がシンプルで設営が簡単なこと。
詳しい設営方法は公式動画を見ていただいた方が分かりやすいかと思うのでそちらをご覧ください。
ポールを通す位置や取り付けるフックの位置も分かりやすく、テント設営中に混乱するような工程も出てきません。
慣れない初設営でも、正しく設営できなくなるような部分も無いので初心者でも安心です。
唯一間違えやすいところとしては、設営開始時点ではインナーテントの前後が若干分かりにくいです。
前室用のフロントポールを立てる金具が目安になるので、設営時にチェックしておくと良いでしょう。
万が一前後を間違えた場合も、インナーテントが完成した段階で回転させられるので特に問題ありません。
付属ペグは回転しやすく強度も高く無いので、社外品の鍛造ペグを使うのもおすすめです。
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コットも十分に入る広さ
ツーリングドームlxは2~3人用のテントなだけあり、室内はなかなかな広さ。
見た目ではかなり低く見えるテントですが、中に入ってしまえばそこまで天井の低さを感じることもありません。
寝袋を2つ並べても荷物を置くのに十分なスペースがあるため、2人キャンプまでなら十分快適に過ごすことができます。
コットも1台までなら十分置けるだけのスペースがあり、コットの両端にも5㎝以上すき間が有るため体が壁に接触することもありませんでした。
ソロのコット泊でも就寝スペース・荷物置き場・着替えなどの作業スペースは十分に確保できるためかなり快適です。
入口の開口部も大きいため、コットのように長いものでも比較的簡単に入れることができます。
天井は決して高いとは言えないものの、室内で座っていて不快感を感じる程ではありません。
コット選びの注意点として、室内の低さから背の低いローコットでないとテント内に入らない可能性があります。
またコットを2台並べると足の踏み場が無くなってしまうため、2人でコット泊を楽しみたい場合はエクスカーションティピーなど大型テントがおすすめです。
ベンチレーション・大型ドアで通気性バツグン
開口部の大きい出入口ドアとテント上部のベンチレーションのおかげで、テント内の通気性は抜群です。
上部のメッシュ窓を開けておけばテント内の熱気が外部に逃げていくため、7月のキャンプの夜でも涼しく快適に眠ることができました。
テント前後の大型ドアはどちらもメッシュにすることができ、テント前方から後方まで風を通すことも可能。
直射日光を浴びて熱くなりがちなテントですが、通気性の良さもあって日中でも比較的涼しく快適に過ごすことができます。
もちろん窓を閉めればテント内の熱を逃がさないことも出来るので、寒い時期から真夏までキャンプを楽しめるでしょう。
かなり広くて実用的な前室
ツーリングドームの強みのひとつである広い前室は荷物置きだけでなく居住空間としてもかなり実用的。
前室内にチェアを置いて座れる程の奥行きがあるため、靴を履いたり荷物を置いておくのにもゆとりがあります。
前室のレイアウトは4種類で、全開・全閉・下部3割開け・側面開けを自由に切り替えることができます。
全開にした部分を別売りのタープポールでキャノピーとして立ち上げれば、ソロキャンプには十分すぎる程の居住スペースが誕生。
タープ無しでも日陰をかなり広くとることができ、
キャノピーポールには全長170㎝のDODのタープポールを使用しましたが、現在品切れのようなので後継品?へのリンクを貼っておきます。
これが何かと便利で、日よけになるのはもちろんのこと、上から落ちて来る枝や落ち葉等が食器に入るのも防いでくれるのでかなり快適でした。
前室を巻き上げて固定しておくのももちろん良いですが、せっかくであればタープポールを使ってキャノピーを立てるのがおすすめです。
収納時はかなりコンパクト
ツーリングドームはかなりコンパクトになる設計になっていて、移動・運搬から撤収までが非常に簡単。
収納サイズは直径で約Φ21×49㎝とかなりコンパクトになり、コンテナ等にも余裕で入るため車への積み込みで困ることもありません。
収納時の畳み方もそこまで難しくなく、スムーズに元のサイズに戻すことができるため、ケースに中々入らないイライラを感じることなく短時間での撤収が可能です。
小物入れは必要最低限
小物入れポケットはテント内側面にメッシュポケットがひとつだけ設置されています。
ポケット数こそ多くは無いですが、スマホや車のキー等をしまっておくには十分なサイズです。
出入口のすぐ横に取り付けられているため、夜トイレに行く時などに使えるよう懐中電灯などを入れておくのも便利かもしれません。
ランタンフックは一工夫必要
インナーテントにはランタンフック代わりのループが5か所取り付けられていますが、ランタンの取り付け金具の形状によってはそのまま引っかけることができません。
カラビナなどを経由することで様々なランタンを吊り下げることが可能です。
テント内に金属部分もほとんど無くマグネット式のライトも取り付けられないため、安い物でも良いのでカラビナを持って行くのを忘れないよう注意が必要です。
BAREBONESのミニエジソンLEDランタンのように片方が空いたフック形状であればそのまま使う事もできるため、そういったランタンを選ぶのも良いでしょう。
オリーブカラーはミリタリー系よりも優しい印象
使い勝手からは少し離れますが、2021年モデルのツーリングドームはTexFiberと呼ばれる生地を採用しており、カラーも先代のツートンからオリーブカラーに変わりました。
先代モデルにはAmazon限定のオリーブカラーがありましたが、軍用色に近い先代モデルに対して21年モデルのオリーブカラーは割と優しい色合いな印象です。
フライシートが白とオリーブのツートンになっていたり、インナーテントも白になっていたりと無骨すぎず、良い感じに落ち着いた雰囲気の仕上がりになっています。
現時点ではほかのカラーバリエーションは販売されていませんが、上位モデルのst+、lx+は外観も白となっています。
キャノピーポールは170㎝くらいがベスト
キャノピーを立ち上げるためのキャノピーポール(タープポール)は170㎝くらいがベストサイズ。
タープなどと違いあまり強く負荷がかかるわけでは無いため、そこまでガチガチに強度の高いポールを使う必要はありません。
写真で使用しているのはDODのXP-01Kというタープポールですが、記事編集時点では品切れしているようです。
同社からは価格を抑えながらも強度を高めたコンパクトタープポールが販売されているため、そちらを使用するのもおすすめです。
メリット・デメリットまとめ
これまでに他の2種類のテントを使ってきた経験も含めて、ツーリングドームlxのメリットとデメリットをまとめていきます。
ツーリングドームのメリット
- 収納サイズがコンパクト
- 1人・初心者でも簡単な設営
- 2人+荷物があっても十分に使える広さ
- 前室は広く雨でも安心
- キャノピーを立てれば居住スペースが広く快適
- 通気性が良く結露もしにくい
ツーリングドームのメリットを1文にまとめるのであれば「コンパクトな中に必要十分な機能が揃ったテント」だと言えるでしょう。
コンパクトな収納サイズのおかげでバイクツーリングキャンプはもちろん、軽自動車やスポーツカーでのキャンプでも収納場所をとりません。
室内や前室も居住性が高く作られており、収納サイズからは想像できない程快適に過ごすことができます。
豪華さや奇抜さこそ無いものの、必要なものが必要なだけ揃った優秀テントです。
ツーリングドームのデメリット
- 出入口は低く、出入りは少し大変
- 立って着替えることは出来ない
- ランタンフックにはカラビナ等が必要
- 他の人と被りやすい
ツーリングドームの最大の弱点は天井の低さ。
コンパクトなテントなので当然ながら天井が低く、室内での移動や出入りの時は常時中腰で歩くことになります。
ランタンフックはそのままでは吊り下げられるランタンが限られており、別途カラビナ等を用意するのがおすすめです。
また人気商品だけあって他のキャンパーさんと被る可能性が高いので、個性を出したい方は他のギアで差別化していくと良いでしょう。
ツーリングドームlxがおすすめな人
- ソロキャンプでもガンガン使いたい人
- 2人でもキャンプする可能性がある人
- 安くてもしっかり使えるテントが欲しい人
- コンパクトでも居住性は妥協したくない人
こういった人たちにはツーリングドームlxがおすすめ。
ソロキャンプはもちろん、2人でのキャンプでも快適に過ごすことができるでしょう。
ソロキャンプでしか使わないという場合はツーリングドームstでも十分かと思います。
より高い居住性を求めたり、2人以上でのキャンプもする可能性がある場合はコールマンのワンポールテントであるエクスカーションティピーがおすすめ。
ぜひあわせてご覧ください。
グランドシートは社外品で代用OK
テント設営の際に大事なのがグランドシート。
テントに水が染みるのを防いでくれるばかりでなく、テントが汚れたり傷つくのを防いでくれます。
コールマン純正のものもありますが、今回は社外品のグランドシートを選びました。
今回選んだのはGeerTopのXXLサイズ(180㎝×210㎝)のもの。
インナーテントと同じ寸法だったので購入してみましたが、本当にピッタリ丁度いいサイズでした。
耐水性能も十分で、小雨が降った後の地面に敷いて設営しましたが、翌朝までテント内どころかグランドシート表面まで水が染みることはありませんでした。
使用上どうしても汚れてしまい消耗品的な面も強いグランドシート。社外品で少しでも安く済ませるのもおすすめです。
まとめ
コールマンのツーリングドームlxについてまとめました。
コンパクトながらテントに求める性能がしっかり詰まっており、初心者やソロキャンプには本気でおすすめのテントです。
価格も比較的安いため、他のギアはこだわりの物を揃えて楽しむのも良いでしょう。
ソロキャンプはもちろん友人・恋人と2人でなど様々なスタイルでキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。