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FUTURE FOXの2wayコットの寝心地は?ローコットとも比較レビュー

この記事はこんな人向け
  • キャンプの睡眠をもっと快適にしたい
  • ローコットとどちらを選ぶか迷っている
  • FUTURE FOXの2wayコットの寝心地が気になる

オシャレなデザインとコスパの良さで人気の高い、FUTUREFOXのコット。

今回の記事ではそんなFUTURE FOXのコットの中から、高さ調整可能な2wayコットをレビューしていきます。

Gman

過去にローコットをレビューして以来ずっと2wayが気になっていましたが、今回幸いにもレビューの機会を得たため記事にしました。

FUTURE FOXのローコットを愛用してきた筆者の視点から、2wayコットの特徴についてレビューしていきます。

記事後半ではローコットの比較もするので、どちらを選ぶべきか悩んでいる方も是非ご覧ください。

【キャンプで熟睡】超快適なFUTURE FOXのコットを徹底レビューFUTURE FOXのコットを実際に使用した感想をまとめました。 コットの寝心地だけでなく、組み立て難易度や他のコットとの比較も含めてレビューしています。どこでも快適に眠れるコット、キャンプで大活躍すること間違いなしです。...

2wayコットのスペック

2wayコットのスペック
展開サイズ:約190×65㎝
高さ:ハイ:約38㎝、ロー:約19㎝
本体重量:3.8㎏
耐荷重:200㎏
定価:税込み15,800円(22年6月時点)

FUTURE FOXの2wayコットの基本スペックは上記の通り。

22年6月の記事執筆時点ではカラーは6色展開で、カラーバリエーションは以下の通りです。

  • ブラック-ノルディック
  • カーキ-ノルディック
  • オリーブ×カーキ
  • オリーブ
  • ブラック
  • カーキ
Gman

オシャレな柄だけでなく、シンプルなカラーのバリエーションも豊富なのは嬉しいですね。

寝心地・使用感レビュー

まずは2wayコットの使用感全般について、ローコットと比較しつつレビュー。

写真のカーキのコットが2wayコット、黒のコットがローコットとなります。

寝心地

2wayコットの生地はかなりしっかりとした張りがあり、自宅のベッドのようなかなり快適な寝心地。

体が変に沈み込むことも無いので、腰周りなどに不可が集中してしまう事もなくゆったりと横になることが出来ました。

Gman

ハイで使用しても不安定さや軋みも全くありませんでした。

私自身普段から固めのベッドを使っているのですが、固めの寝心地が好きな方にも自信をもっておすすめできる寝心地でした。

シュラフマット無しでも充分に快適ですが、クッション性や保温/断熱性を高めるためにも薄手のシュラフマットを併用するのがおすすめです。

ちなみに何度も使ったローコットとの比較になってしまいますが、ローコットと比べると2wayコットの方がしっかりと張りのある寝心地になっていました。

Gman

使用回数によるヘタリもあるかと思いますが、新品状態のローコットを思い出してみても2wayの方がしっかりと張りがあるように感じました。

組立方法・設営難度

組立・設営方法はコットとしては一般的な方式で、

①ポールを伸ばし

②生地にポールを通し

③脚パーツを組み立ててポールにセットする

3ステップで組立できます。

2wayコットの脚パーツはレバーロック式で握りこむだけで取り付けができるので、ローコットに比べると少ない力で設営が可能です。

Gman

レバーロックも多少の固さはありますが、実際コツさえ掴んでしまえば女性でも問題なく取り付けが出来ていました。

ローコットのロック方式はかなり力を要するため、組立に自信がない人には2wayコットの方がおすすめです。

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脚パーツ取り付けのポイント

①レバーと反対側のフック、レバー先のフックの順番でメインポールに引っかけます。

この時レバーをしっかりと開いた状態にするとメインポールに引っかけやすくなります。

②フックをメインポールに引っかけた状態でレバーを閉じます。

フックでメインポールをすくい上げるようなイメージで動かすと外れにくいです。

③レバーカチッと音がするまで握りこみロックします。

力が必要な工程ですが、両手でレバーの先端(フックと反対)側を握れば比較的簡単です。

脚パーツはかなり強化されている

ローコットに比べると、2wayコットの脚パーツはかなり強化されています

ローコットは細目なストレートパイプで構成されているのに対し、2wayコットの脚パーツは太目で楕円に近いポールを曲げて成形されています。

試験をしたわけではありませんが、2wayコットの方が圧倒的に頑丈そうです。

Gman

コットの張り具合や強度に直結する部品なので、嬉しい改善ポイントと言えるでしょう。

2wayコットの脚パーツを組み立てる時は、中央ポールの上下を間違えないように注意しましょう。

ロー・ハイで使い勝手は違う?

2wayコットのハイ・ローを切り替えて使った場合でも、寝心地や安定感に関してはあまり変化がありませんでした

ハイ状態ではコット下のスペースも広くなるので、リュック等の荷物を収納しておくスペースとしても使いやすくなります。

またハイ状態の方が立ち座りがしやすく、比較的楽に横になることが出来ます。

ハイで使うと腰掛けるにも丁度いい高さになるので、広めのテントや屋外での使用、インナーの無いテントでの使用に丁度いいでしょう。

またロー状態で使っても通気具合に変化は感じられず、寝心地の悪化等のデメリットは特に感じられませんでした

2wayコットのデメリット

実際に2台を並べてみて感じた2wayコットのデメリットを2つだけ紹介します。

2つのデメリットはどちらも2way切り替え機能に関するもの。

2wayコットにはメリットとして張りの良さやベンチにもなる強度、設営の簡単さなどのメリットもあるため、それらのメリットとよく比較検討するのがおすすめです。

ハイで使うには組立が手間

脚パーツにそれぞれ4本のポールをさし込むことでハイ・ローの切り替えが可能ですが、合計20本のポールをさし込む作業は意外と手間に感じました。

脚パーツが5本なのはテントへのダメージ軽減にも嬉しいのですが、全ての足にポールを足すのはなかなか時間がかかります。

ハイ・ロー切り替えの簡単さでは、WAQ等脚パーツの数が少ないコットの方が優れているでしょう。

ハイで使わないなら割高

ソロ用テントなどコンパクトなテントにはロー状態でないと収まらないため、必然的にローコットとして運用することになってしまいます。

ローコットと比べると定価で7,000円近い差があるため、ハイ状態で使わない場合は割高になってしまう可能性があるため注意しましょう。

Gman

ソロ用テントで使用する場合でも、なるべく張りがあるコットを探している方、設営の簡単さを求める方には2wayコットがおすすめです。

ローコットとのサイズ比較

ローコット・2wayコットのサイズについて比較していきます。

両コットの寸法は、ローコットが185×66×16㎝なのに対し、2wayコットのロー状態が190×65×19㎝となっています。

ロー状態で実際に並べてみると全長の違いは分かるものの、他の部分に関してはほとんど寸法に差が無いように感じられました。

微妙な寸法差はあるものの極端なものではないため、余程ギリギリサイズのテントでなければどちらも搬入に心配はなさそうです。

Gman

ローコットの方が全長が短いため、小さいテントには収まりやすいでしょう。

まとめ

この記事の簡単なまとめ
  • 2wayコットは張りがあり快適な寝心地
  • 2wayコットの方が少ない力で設営ができる
  • ソロ等ローコットでの使用が主なら2wayコットは割高かも

FUTURE FOXの2wayコットについて、ローコットと比較しつつレビューしてきました。

ベッドのように快適で安定した寝心地を得られるコットでデザインも良く、2wayコットはローコットよりも少ない力で設営出来るため初心者や女性にもおすすめのコットです。

ただツーリングテントなどソロ向けのテントで使うのが主な場合はハイコットとして使う機会が無くなってしまうため、価格面だけで考えるとローコットの方がコスパが良くなるとも考えられます。

機能や設営しやすさも重視したいのか、価格を抑える分ローコットとしての使い方限定でも良いのか、考えたうえで選ぶのが良いでしょう。

少なくとも、どちらを選んでも必ず快適な睡眠が得られるのは確かです。

この記事が少しでもコット選びの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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