- キャンプでBBQする以外の料理を楽しみたい
- キャンプ初心者が買うべき調理器具って何だろう?
- 手軽にキャンプ飯を楽しめる調理器具が知りたい
キャンプ用の調理器具(クッカー)に関するこんな悩みを解決していきます。
キャンプ料理の定番と言えばBBQ。
しかしせっかくキャンプに行ったのであれば、キャンプならではの料理を楽しみたくもなりますよね。
ハードルが高そうなイメージのキャンプ飯ですが、実は意外と難しくありません。
記事の前半ではキャンプ用の調理器具の選び方のポイントを、後半ではオススメの調理器具(クッカー)の紹介をしていきます。
扱いやすくて幅広く使えるクッカーで、気軽に楽しくキャンプ飯デビューしましょう!
キャンプで使う調理器具選びのポイント
調理器具を紹介する前に、キャンプ用の調理器具を選ぶポイントを二つ紹介します。
必要な道具は人数によって決まる
キャンプ料理のために揃える道具の種類は、その道具で何人分の料理を作りたいかで選びましょう。
家族でのキャンプなど大人数になってくると、必然的にガスコンロや調理器具も大きくなっていきます。
ソロや少人数であれば小型のバーナーとコンパクトなクッカー、大人数でのキャンプであれば鍋や大きめなライスクッカー(炊飯用の鍋)が有ると良いでしょう。
家庭で使っている道具を有効活用する
キャンプ料理で使う多くのものは家庭で使用しているものがそのまま使えます。
キャンプ用だからといって、全てアウトドア用のもので揃える必要はありません。
包丁・まな板はもちろん、フライパンや鍋も家庭で使っているものをそのまま使ってもOK。
まずは家庭用の道具を織り交ぜつつ、徐々にアウトドア用の便利なものを揃えていくのも良いでしょう。
ただ、焚き火での調理をする場合には注意が必要です。
焚き火で調理をすると調理器具がススで黒くなってしまうだけでなく、火力の強さから部品が溶けてしまったりとトラブルの原因となってしまいます。
家庭用の道具を使う場合、必ずガスコンロを使用するようにしましょう。
アウトドア専用で揃えたい場合、セット品を購入すれば一通りの調理が出来るのでおすすめです。
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熱源はガスバーナーがおすすめ
キャンプであれば焚き火や炭火の熱で調理をすることも可能ですが、これらは火力の調整が難しく初心者向きとは言えません。
初心者の方はまずはガスバーナー(コンロ)を使用して調理するのがおすすめです。
ガスバーナーであれば家庭のコンロと同じ感覚での調理も可能であり、普段使っているフライパンなどをそのまま使う事もできます。
ソロや少人数であればコンパクトな一口タイプのバーナー、家族でのキャンプや大人数の場合は二口タイプのガスバーナーを使うのが良いでしょう。
※ガス漏れ等の事故を防ぐため、ガス機器とガス缶のメーカーは必ず統一するようにしましょう。
一口タイプ
SOTO ウィンドマスター SOD-310
ガス缶(OD缶)の上にバーナーを直接取り付けるタイプのコンロです。
風や冷えに強い構造になっているため比較的寒い時期まで使用する事ができます。
ガス缶の面積が有れば調理が可能なため小さなテーブルでも使いやすく、ソロキャンプやコンパクトな調理器具での調理に最適です。
別売りの4本ゴトクを装着すれば、さらに安定した状態での調理が可能。
バーベキュー等軽めなアウトドアでもお湯を沸かすのに使えたりと便利なので、このタイプは使用人数に関わらず一つ持っておくのも良いでしょう。
価格の安さで選びたい方は、風には弱くなりますがキャプテンスタッグのオーリックもおすすめです。
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このタイプのバーナーの注意点として、調理器具も含めて縦長な状態になるので安定感が弱く、大きく重い調理器具には向いていません。
重量のある調理器具を使用したい方は次以降のバーナーがおすすめ。
SOTO フュージョン ST-330
カセットコンロと同形状のガス缶(CB缶)を使用するタイプのバーナーです。
こちらもガス圧調整のレギュレーターを内蔵しているため、寒い環境でも安定した火力を発揮します。
CB缶はホームセンター等でも入手が容易で、OD缶に比べても価格が安いため欄にランニングコストを大きく下げることができます。
また、大きく安定したゴトクはダッチオーブン等大きめな調理器具を乗せることも可能です。
登山などにも使えるようにコンパクトさを重視したウィンドマスターに比べると、よりキャンプ向きなバーナーと言えるでしょう。
イワタニ カセットフー タフまる
名前の通り屋外でも十分に使えるだけのタフさを備えたカセットコンロのタフまる。
一般的なカセットコンロと同様の形状のため安定感も圧倒的に高く、耐荷重も20㎏までとかなり頑丈です。
ダッチオーブンを乗せたところでびくともしません。
収納時のサイズこそコンパクトではありませんが、持ち運び用のキャリングケースも付属しているため運搬には困りません。
寒い時期に家庭で鍋を作る時など通常のカセットコンロとしても使えるため、アウトドアギアの枠を超えた活躍を見せてくれます。
車移動などキャンプギアの大きさに左右されない場合はかなり使い勝手の良いコンロと言えるでしょう。
二口タイプ
コールマン パワーハウス ツーバーナーストーブ
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コールマンから販売される、OD缶を使用するタイプのツーバーナー。
ツーバーナーとしては比較的価格が安く、大容量なOD缶を取り付けて使用できるのがポイントです。
収納時の厚みはなんと7㎝と、かなり薄くすることが出来ます。
持ち運び用のハンドルも付いているため、設置場所まで運ぶのも簡単です。
大型のOD缶を店頭で入手するのが難しいことがネックですが、使用前にしっかり予備のガスまで用意しておくと良いでしょう。
SOTO ツーバーナー ST-527
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SOTOのST-527は、コストの安いCB缶を使用するタイプのツーバーナーです。
CB缶はランニングコストも安く、ガストーチ等他のガス機器にも使い道が多いのがポイント。
安価で手軽にツーバーナーを使用したい場合は、SOTOのツーバーナーがおすすめです。
イワタニ テーブルトップBBQグリル
イワタニが販売するテーブルトップBBQグリルは、名前の通りグリルでのバーベキューも可能なツーバーナーです。
フライパン等の調理器具が無くても、付属のグリルプレートを使えば火おこし無しでバーベキューを楽しめます。
もちろんグリルプレートを取り外して通常のガスコンロとして使う事も可能です。
1台でバーベキューから本格的なキャンプ料理まで幅広く対応できる万能コンロとなっています。
更に本体の下にガスタンクがはみ出さないため、食卓の上に直接設置して使うことが可能です。
アウトドアに限らず、家での鍋や焼肉などかなり幅広い料理で活躍します。
ただし収納サイズは他のツーバーナーに比べてもかなり大きいため、キャンプギアのコンパクトさを求める方は注意しましょう。
初心者向けクッカー紹介
ここからはキャンプ初心者でも扱いやすいキャンプ用クッカーを解説していきます。
コッヘル
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ひとつは持っておきたいクッカーの代表的なものがコッヘル。
ソロキャンプであれば主力クッカーとしても活躍し、グループのキャンプでもちょっとした調理をする小鍋として役立ちます。
メインの鍋の部分+フライパンを兼ねた蓋のセットで販売されているものがほとんどで、焼き料理からパスタ、鍋まで幅広い料理を作ることが出来ます。
更には炊飯も可能なので、コッヘルひとつでもアウトドア料理をしっかりと楽しむことができます。
コッヘルの簡単レシピを知りたい方は、日々野鮎美の山ごはんレシピにお手軽メニューが数多く掲載されているためおすすめです。
メスティン
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最近流行りのメスティンも、一つあれば幅広い調理が行える優秀なクッカーです。
特に優秀なのが炊飯で、固形燃料が燃え尽きるまで加熱するだけで簡単に1合のご飯を炊くことができます。
キャンプで白米と一緒に焼肉を楽しみたい方には特におすすめ!
メスティンを使ったお手軽レシピも数多く揃っており、キャンプ場でオムライスを作るなんてことも可能です。
このオムライスのレシピも載っているメスティンレシピは手軽に作れるメニューが多く、キャンプ飯初心者にもおすすめです。
もちろん炊飯以外にも煮込み料理や焼き料理も作れるので、メスティン一つでも色々な料理を楽しむことができます。
【誰でも簡単】メスティンと固形燃料での炊飯方法解説!1合炊きの水の量は?
スキレット
鋳鉄製の厚手のフライパンであるスキレットは肉などの焼き料理におすすめです。
肉を焼くだけであれば網でも可能ですが、スキレットで焼いた肉の柔らかさは格別!
網焼きでは味わえない、柔らかくてジューシーな肉料理を楽しむことが出来ます。
厚みが有ってスキレット本体が冷めにくい特性を活かし、スキレットでアヒージョを作るのもおすすめです。
一味違った焼き料理を楽しみたい方にはスキレットがおすすめです。
ホットサンドメーカー
その名の通りホットサンドを作ることが出来るホットサンドメーカー。
ちょっとしたおやつや、キャンプ場の冷えた朝に暖かい朝食が欲しい時には最適です。
また最近ではホットサンドメーカーで揚げ物などを作るレシピも数多く紹介されています。
キャンプでの朝食に一工夫したい方には、ぜひおすすめしたいアイテムです。
シェラカップ
軽量カップ、食器としても使えるシェラカップ。
そのまま火にかけることも出来るので、直接食材を焼くことも可能です。
シェラカップは多用途に使えるだけでなく、スタッキング(重ねての収納)しやすさに優れ複数個重ねてもコンパクトに持ち運べるので持ち運びも楽々。
マグカップ代わりにしたり小鉢にしたりと何かと便利なので、いくつか持って行くのもおすすめです。
ケトル
お湯を沸かすときに便利なのがケトル。
コーヒーを入れたりカップ麺を作ったりと、キャンプでは何かとお湯を使う機会が多くなります。
コッヘルでもお湯を沸かすことは出来ますが、決して注ぎやすいとは言えません。
その点ケトルであればお湯を注ぐときにこぼれる心配も無く、短時間で大量のお湯を沸かすことができます。
ダッチオーブンは要る?
ある程度多くの料理を作りたい場合、必然的に候補に挙がってくるダッチオーブン。
ダッチオーブンが有ればカレーやスープ等の煮込み料理から、蒸し焼き料理まで幅広い料理を大人数で楽しむことが出来ます。
しかしダッチオーブンはそれなりに高価でありながら、大人数でのキャンプでしか活躍出来ないのがネックです。
そこでおすすめしたいのが、家庭用の調理器具であるストウブ(STAUB)の鍋です。
ダッチオーブンと同じく厚みのある鋳物の鍋で、キャンプ料理の定番とも言える丸鶏をつくることも出来ます。
何より元々が家庭用なので、家で普段使いが出来るのが最大のメリット。
パンを焼いたり、鋳造鍋を活かして無水カレーを作ったりと家庭での料理も楽しめます。
直接焚き火にかけることは出来ませんが、ガスコンロや炭火での調理は可能なので十分にキャンプでの使用が出来る鍋となっています。
まとめ
- 家庭で使っている器具を有効活用する
- まずはガスコンロでの調理がおすすめ
- まずはコッヘル・メスティンが使いやすい
- ホットサンドメーカー・スキレットで一味違ったキャンプ飯を
- ダッチオーブンはSTAUBの鍋で代用がおすすめ
キャンプでの調理器具についてまとめました。
バーベキューをするだけのキャンプ飯に飽きてきたら、今回紹介した道具でキャンプ料理デビューするのがおすすめです。
コッヘルやメスティンは公開されているレシピの量もかなり豊富で、様々なメニューを手軽に楽しむことが出来ます。
一味違ったキャンプ飯で、より一層アウトドアを楽しんでいきましょう!
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。