アウトドア

扱いやすくて高コスパ!モーラコンパニオン徹底レビュー

この記事はこんな人におすすめ
  • アウトドアナイフを使ってみたい
  • 初めてのアウトドアナイフ選びに迷っている
  • 手入れが簡単で気軽に使えるナイフが欲しい
  • フェザースティック作りがしてみたい

コスパの高いナイフとして初心者からベテランまで幅広く愛用されている、モーラナイフのコンパニオン。

初心者向けナイフとしても代表的なナイフで、これ一本で調理やブッシュクラフト等幅広い作業ができる優秀ナイフです。

今回の記事ではそんなモーラナイフのコンパニオンをレビュー、実際にいくつものナイフを使い比べて分かったメリットとデメリットなどを解説していきます。

Gman
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オピネル等他のナイフも使いましたが、気軽に幅広い用途で使えるという点ではモーラのコンパニオが最も初心者向きだと思います。

記事の後半では目的別にコンパニオン以外のおすすめのナイフも紹介していくため、合わせてご覧ください。

お気に入りのアウトドアナイフを見つけて、一段と本格的なアウトドアを楽しんでいきましょう!

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モーラコンパニオンのレビュー

モーラナイフのコンパニオンは、刃の材質によってステンレス・カーボンスチールの2種類が存在します。

今回の記事では錆に強いステンレスモデルを紹介していきます。

モーラコンパニオンの基本スペック
  • ブレード長:約10.4㎝
  • 全長:約21.9㎝
  • 刃厚:約2.5㎜
  • 重量:約84g(ナイフ本体のみ)

モーラコンパニオンのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 価格が安い
  • 軽い
  • 箱出し直後から切れ味が良い
  • 樹脂部品が多く手入れが簡単

上記のメリットに加えステンレスモデルは錆にも強いため、水濡れや汚れを気にせず気軽に使うことが出来る点でも初心者向けの一本だと言えるでしょう。

Gman
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ちなみにカーボンスチールモデルは錆びやすいものの刃を研ぎやすく、ステンレスよりも切れ味で優れているという特徴があります。

ここからはモーラコンパニオンのメリットについてより詳しく解説していきます。

切れ味が良くフェザースティックも楽々

モーラコンパニオンでのフェザースティック作りコンパニオンでのフェザースティック作り

モーラコンパニオンは本体重量約84g(ステンレスモデル)とナイフ本体がかなり軽く、ブレードも適度な長さがあるため非常に扱いやすいのが特徴です。

また箱出し状態でも十分に切れ味が良く、フェザースティック作りも快適

軽量な本体と切れ味の良さが相まって、手が疲れることも無くスムーズにフェザースティックを作ることができます。

Gman
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私はあまり上手いわけではありませんが、それでも十分に使えるフェザースティックを簡単に作れます。

価格も安いため、フェザースティックを使った本格的な火起こしに挑戦してみたい方にはまさにピッタリのナイフと言えるでしょう。

軽いバトニングなら可能

モーラコンパニオンでのバトニング

モーラコンパニオンは刃厚2.5㎜と比較的薄い刃のナイフですが、軽いバトニングであれば可能な強度があります。

フルタング構造のナイフに比べると強度面では劣りますが、針葉樹の薪を焚き付けサイズに割るくらいであれば十分にこなすことができます。

斧では割りにくい細めの薪を割る時にも便利なため、役割を分けて斧の補助的な薪割りアイテムとして用意しておくのもオススメです。

Gman
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フェザースティック用に細めの薪を割るにもピッタリ。ただし無理なバトニングは禁物です。

軽量で疲れにくい

モーラコンパニオンは同クラスのシースナイフと比較してかなり軽量。

約84gという重量は同クラスフルタングナイフと比較しても当然軽く、長時間の作業でも疲れを感じにくいです。

Gman
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写真で比較しているオルファのサンガについてもレビューしているので、良ければご覧ください。
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樹脂グリップで水に強い

ゴムとプラスチックが多用された外観はどことなくおもちゃっぽさもありますが、アウトドアでの実用性は抜群。

シースやグリップ、ステンレスモデルの場合はブレードまでが水に強いため、水濡れによる錆びなどを気にすることなく気軽に使用することができます。

グリップは細身で持ちやすく、ゴムがコーティングされているため滑りにくく非常に扱いやすいです。

Gman
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ゴム部分に型から切り離したバリ?が残った箇所もありますが、実用上は全く問題ありません。

シースには本格的なロック機構などはありませんが、実用十分な保持力があり、普通に使っていれば不用意にナイフが抜けてしまうことはありません。

カラーバリエーションも豊富なため他のギアと統一感を出したり、アクセント敵に違う系統の色を選んで楽しむこともできます。

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モーラコンパニオンのデメリット

初心者向けナイフとして良い点がピックアップされがちなコンパニオンですが、ここからは実際に使って感じたデメリットを解説していきます。

扱いやすく便利なナイフですが、ナイフの使用目的がハッキリしている方の場合はスペック不足を感じてしまう可能性も有るため注意しましょう。

ハードなバトニングには不向き

ナイフを薪に叩き込んで薪を割るバトニングは、一般的にはフルタング構造のナイフが推奨されています。

タングとはナイフのブレードの鋼材とグリップの取り付け部分のことで、幅のある鋼材をグリップで挟み込んだものをフルタングと言います。

しかしモーラナイフのコンパニオンのタングは細く、グリップの3/4程までしか入っていません。

通常使用や軽度のバトニングで破損することは考えにくいですが、フルタングに比べれば強度で劣ることは確かです。

バトニングなどハードに使用したい方は、ガーバーグなどのフルタングナイフを選ぶことをオススメします。

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コンパニオンは刃厚も2.5㎜とアウトドアナイフの中では比較的薄い部類に入るので、ブレードの破損などを防ぐためにも無理なバトニングは行わないようにしましょう。

調理には不向き

モーラコンパニオンのブレード形状は、正面から見ると5角形のようになっているスカンジグラインドというものになっています。

調理用ナイフとしては刃も厚みがあり、不可能では無いもののあまり調理向きのナイフとは言えないでしょう。

Gman
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若干食材をつぶしながら切るような感じになってしまいますが、肉を切るくらいなら問題無いです。

調理用ナイフとして使うのであれば、記事内でも何度か名前が出ているオピネルのナイフの方が優秀な印象です。

ナイフのグラインドについて詳しく解説されているサイトを見つけたので、興味のある方はこちらもぜひご覧ください。

ファイアースターターは使えない

マグネシウム棒をエッジの立った金属で擦って、火花を飛ばして点火するファイアースターター。

ナイフの背を使って点火する方法もありますが、コンパニオンのブレードの背は角が丸く処理されているため火花を飛ばすことができません

不用意にケガをしないという点ではメリットとも言えますが、ナイフとファイアースターターで点火しようと考えている方は注意が必要です。

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ブレードの背にエッジがあり、グリップ内にファイアースターターを内蔵した“コンパニオン スパーク”というモデルもあります。
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コンパニオンヘビーデューティーとの違いは?

モーラコンパニオンには似たナイフとして、コンパニオンヘビーデューティーというモデルが存在します。

外観はほとんど同じ両者ですが、最大の違いはブレードの厚み。

刃厚3.2㎜のロバスト(左)と、刃厚2.5㎜のコンパニオン(右)

コンパニオンのブレード厚は2.5㎜ですが、コンパニオンヘビーデューティーのブレード厚は3.2㎜と厚い仕上がりです。

Gman
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手元にヘビーデューティーが無いため、写真は同じ厚みのモーラロバストです。

ヘビーデューティーはその名の通り、通常のコンパニオンよりもハードな使用に向いたナイフと言えます。

コンパニオンでもある程度のバトニングは可能ですが、更なる頑丈さを求める方はヘビーデューティーを選ぶのも良いでしょう。

ヘビーデューティーもコンパニオン同様カーボンスチール・ステンレス両方のブレードモデルがあります。

ヘビーデューティー・コンパニオンの両方ともブレードの長さは変わりませんが、全長は0.5㎝ほどヘビーデューティーが長く、重量もヘビーデューティーが約20gほど重くなっています。

Gman
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ヘビーデューティー・コンパニオンの間に使い分ける程の大きな違いは無いため、好みの方を選ぶと良いでしょう。

モーラコンパニオンはどんな人におすすめ?

ここまではメリット・デメリットなどのレビューを中心に解説してきましたが、ここからは「コンパニオンはどんな人におすすめか?」について解説していきます。

本体の軽さや手入れの簡単さが魅力のモーラコンパニオンは、ひとまず一本目のアウトドアナイフを手にしてみたいという方におすすめ。

一本でも、

  • 袋などの封を切る
  • フェザースティック作り
  • 軽いバトニング
  • 食材のカット

など幅広い作業をある程度までこなすことができるため、初めてのアウトドアナイフとして十分に使い倒すことができるでしょう。

ステンレスモデルは雨の中はもちろん汚れた時も何も気にせず水で洗うことが出来るため、ナイフの扱いに慣れない内でも汚れを気にせず使うことができます。

斧やナタで薪割りをする場合でも、軽量なコンパニオンであれば使い分けにも便利です。

Gman
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1本目としてコンパニオンを購入し、目的が定まってきたらより特定の要素に特化したナイフに乗り換えるのも良いでしょう。
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ここから先では、用途別にオススメなナイフをいくつか紹介します。

性能を追求するならモーラガーバーグ

モーラのフルタングナイフであるガーバーグは、バトニングなどハードな使用をメインに考えている方におすすめ。

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ブレード厚は3.2㎜と極端に厚いわけではありませんが、フルタング構造から来る頑丈さはバトニング中も心強く太めの薪も余裕をもって割ることができます

ブレードの背やグリップの末端はかなりしっかりとエッジが立っており、ファイアースターターの使用はもちろん木を削るなどの用途でも便利に使えます。

バトニングも出来るコンパクトなナイフを求める方にはピッタリでしょう。

国産フルタングナイフならオルファ サンガ

国産のナイフが欲しい方であれば、カッターナイフ等で有名なオルファのサンガがおすすめ。

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モーラガーバーグと同等の3.2㎜幅のブレードを持ったフルタングナイフで、バトニングも可能な強度を持っています。

切れ味も抜群でフェザースティック作りも簡単、ブレードの背はエッジがあるのでファイアースターターも使用可能です。

低価格でコンパクトなフルタングナイフが欲しい方にはピッタリな一本です。

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よりパワーを求めるならケーバーBK2

薪を割る、枝を切る、木を削るなどよりハードな作業を中心に考えている方は、ケーバーBK2もおすすめです。

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約6㎜というブレードの厚みのおかげで、ハードなバトニングにも十分対応可能。

ガーバーグでは割れないような広葉樹の薪にも負けず、しっかりと割ることが出来ます。

本体重量約418gとモーラコンパニオンの5倍近い重量を活かして、細い枝なら斧のようにナイフ単体で叩き割ることも可能なパワーがあるようです。

Gman
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紹介する中で唯一手に取っていないナイフではありますが、パワーや頑丈さを求める方に愛用されている一本なのは確かです。

海外アウトドアyoutuberのように、ナイフ一本でガンガン木を加工するイメージで使用したい方にオススメの一本です。

調理ナイフに使うならオピネル

モーラナイフと並んで初心者にオススメされる事の多いオピネルのナイフ。

オピネルのナイフは刃厚が薄く(No.9で実測約1.88㎜)、ブレード形状も平たいフラットグラインドなので調理に使いやすいナイフとなっています。

刃の厚いナイフに比べると食材に刃を入れた時の抵抗も軽く、食材をつぶしてしまう事も無いため料理の見た目を崩さないようきれいにカットできます。

Gman
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持っているのは短めなNo.9一本ですが、肉はもちろんトウモロコシの芯まで(少し大変ではあるものの)キレイに切ることができました。

折り畳み式でコンパクト、モーラと同程度のサイズのNo.9でも30gとかなり軽量で、調理に使うにはかなり使い勝手が良いナイフと言えます。

折り畳み式なのでバトニングのようなハードな使用には適していませんが、割りばし程度の硬さの薪からフェザースティックを作るくらいであれば可能です。

Gman
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持ち手が濡れると乾くまで開閉がキツくなるのが難点ですが、切れ味やコンパクトさから調理用としてコスパの良いナイフと言えるでしょう。

まとめ

モーラコンパニオンについて解説してきました。

軽量で扱いやすく手入れも簡単、コスパの高いモーラコンパニオンは初めてのアウトドアナイフにオススメの一本です。

高級なナイフを使う前の入門用として使うのはもちろん、本格的なブッシュクラフトなどハードな使用をしない方はこれ一本でも十分にアウトドアを楽しむ事ができるでしょう。

屈強なフルタングナイフに比べれば強度は劣るものの、ナタ・斧・ノコギリなどでは加工しにくい細かな作業に使えるため、軽作業用として使い分けるにもおすすめです。

キャンプに必須では無いものの、一本あるだけで出来ることの幅やキャンプの楽しさが一気に広がるアウトドアナイフ。

モーラコンパニオンを使って、一歩本格的なアウトドアを気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事があなたのアウトドアライフに少しでも役立てば幸いです。

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