- mifa WILD CAMPINGってどんなアイテム?
- ランタンとしての明るさはどんな感じ?
- WILD CAMPINGの音質が知りたい
※この記事は商品PRを含みます。
今回の記事ではLEDランタン機能を搭載したBluetoothスピーカー「mifa WILD CAMPING」を紹介します。
キャンパーの視点からランタンの機能をレビューするのはもちろん、筆者はオーディオ好きでもあるため音質に関してもしっかりレビューしていきます。
案件ではあるものの、良い点ばかりでなく気になった点もしっかり紹介していきます。
基本スペックや搭載機能について紹介した後に、明るさや音質など性能面について紹介します。
音楽好きなキャンパーさんなら活躍間違い無しのギアなので是非ご覧ください!
基本スペック
mifa WILD CAMPINGは先述の通りLEDランタン機能搭載のBluetoothスピーカー。
mifa社がBluetoothスピーカーのメーカーという事もあり、どちらかと言うとオーディオ機能がかなり充実しています。
ちなみにバッテリーは乾電池ではなく、充電式のリチウムバッテリーが内蔵されています。
主なスペックは以下の通りです。
- 搭載スピーカー:フルレンジスピーカー 2×Φ45㎜、パッシブラジエター 2×(46㎜×66㎜)
- 最大出力(RMS):2×10W
- 周波数特性:70Hz~20kHz
- SN比:>80㏈
- バッテリー:リチウムバッテリー(3.7V9600㎃h)
- 充電ポート:USB-C
- USB出力:5V/2A max
- 充電時間:約4時間(5V/3A)
- スピーカー再生時間:約38時間(照明OFF)
- ライト点灯時間:約18時間(スピーカーOFF)
- 組み合わせ駆動時間:約13時間(照明最大輝度)
- Bluetoothバージョン:5.3
- 音楽ファイルタイプ:MP3.WMA.WAV.FLAC.APE
- 防塵防水能力:Ip67
- 色温度:ろうそく(2000K)、電球色(2700K)
- 明るさ:230㏐
- 本体サイズ:W110㎜×H253.5㎜×D110㎜
- 本体重量:820g
搭載機能
ランタン・音楽再生以外でmifa WILD CAMPINGに搭載された機能を紹介します。
TWS機能搭載
2台のmifa WILD CAMPINGを通信させるTWS機能を搭載しており、より立体的な音楽を楽しむ事が可能。
一台からは左側の音、もう一台から右側の音を発することで、本格的なステレオとして機能させることができます。
パーティーモード
PARTY ADD機能を搭載したmifa製品同士で無線接続、同時に100台以上のスピーカーから同時再生が可能になります。
大音量にすることなく、広い範囲で同時に音楽を楽しむことができます。
デュアルデバイス
2台の機器をWILD CAMPINGにペアリングしておけば、接続先の切り替え操作無しで通信する機器を切り替えることが可能。
音楽などを再生している方の機器の音声に自動で切り替わります。
給電機能
USB-A端子から5V/2Aでの電源出力が可能で、スマホ等の充電ができます。
充電中も音楽再生が可能なので、スマホのバッテリーを気にせず音楽を楽しめます。
外観や操作性
mifa WILD CAMPINGのデザインは全体的に無骨でシンプルな仕上がり。
パッケージも無骨でシンプルではありますが、マグネット付きのかなりしっかりしたボックスに収まっていました。
ランタン本体の表面はマットな仕上げになっていて、わずかにゴムのような柔軟性がある素材でできています。
柔らかい表面処理のおかげで傷が付きにくく、持っても滑りにくい点も〇。本体表面はナイフの背で軽くたたいた位ではまったく傷になりませんでした。
カラーバリエーションはオリーブドラブ・ブラック・ブラウンの3種類。
今回は他のキャンプギアとの相性も考えてオリーブドラブを選びました。
ボタン・スイッチ
WILD CAMPINGのスイッチ類は本体上部に集約されていて、電源スイッチボタンのみが本体正面に取り付けられています。
全ての操作が大きめな物理ボタンで行えるので操作性もシンプルで良い感じ。
本体上部のダイヤルはランタンの明るさ調整ダイヤルになっています。
また明るさ調整ダイヤル以外のスイッチ類はくぼみの中に配置されているので、ランタンを倒したり落下させたときに衝撃が加わりにくくなっています。
ランタンフック
WILD CAMPINGの本体上部のランタンフック以外に、本体底部にも三脚用の取り付け穴を備えています。
三脚用として一般的な1/4インチサイズのネジなので、卓上用の小型三脚に取り付けてテーブルライトとして使う事も可能です。
高い場所に吊るすならランタンポール、低い場所なら三脚が良さそうです。
また上部のランタンフックは柔軟性があり滑り止め加工もしてあるので、金属製のフックよりも自由度の高い取り付けが可能です。
USB・SDスロット
本体背面のカバーを開けると入力・出力用のUSBポートとマイクロSDの挿入口があります。
入力がUSB-C、出力はUSB-Aとなっています。
カバーには防水パッキンも取り付けられていますが、指もかけやすく開閉はスムーズです。
ケースやケーブルも付属
WILD CAMPINGは本体以外に収納ケース・スタートガイド・注意事項説明書・ステッカー6枚・USB-A⇔Cケーブル・合格証が付属しています。
収納ケースは薄手のクッション材も入っていて、ベルトループも付いてなかなかしっかりとした作り。
収納ケースのベルトループはMOLLEシステムに対応している幅だったので、ポーチやバックパックなど様々な場所に取り付けできます。
USB-Cのケーブルも付属していないので、筆者のようにUSB-Cケーブルを持っていなかったIphoneユーザーでもすぐに充電が可能です。
スタートガイドの一部と注意事項説明書は日本語表記もありますが、主な部分は英語と中国語表記となっていました。
絵をみながらある程度理解可能ですが、欲を言えば操作説明も日本語表記が欲しいとも思いました。
ランタンとしての性能
キャンプギアとして活用する以上、ランタンとしての明るさも無視できません。
WILD CAMPINGの明るさは数値だけ見ると230㏐と控えめですが、実際に夜間に点灯させてみたら思いのほか明るくて実用的な明かりになりました。
WILD CAMPINGだけで点灯させても明るさが分かりにくいと思うので、他のLEDランタンとも比較しつつ解説していきます。
比較対象はGENTOSのEX-334D(440㏐)とダイソーの36COBランタン(250㏐)です。
明るさ検証
明るさはランタンポールに吊るした状態・テーブルに置いた状態の2パターンで3種のランタンを比較していきます。
写真は肉眼で見た明るさに近い設定(ISO100、f/3.2、露光時間0.6秒)で固定、全ての検証を同じ設定で撮影してあり写真の編集などは行っていません。
まずはランタンポールに吊るした状態での検証。
ちなみに明るい時の撮影環境はこんな感じです。
まずはじめにWILD CAMPINGの明るさからチェックしてみましたが、テーブルやその周囲がムラなく広範囲に照らされているのが分かります。
対するDAISOとGENTOSですが、GENTOSは流石に440㏐の明るさだけあって明るいものの下方向よりも水平方向への明るさが強く、テーブルの上の明るさはWILD CAMPINGとあまり変わらないように見えます。
DAISOランタンはWILD CAMPINGを上回る250㏐の明るさのはずが照度不足感が否めません。
次にテーブルの上に置いてテスト。
WILD CAMPINGはテーブルの上や足元を広範囲に照らしていて、明るさもソロや2人くらいのキャンプであれば十分実用的なレベルです。
他の二種と比較してみると、GENTOSはテーブル上や足元よりも周囲の木々を強く照らしています。
DAISOはテーブルランタンとしては十分な明るさですが、影が少し目立ちます。
WILD CAMPINGは230㏐と控えめな数値ではありますが、実際に照らしてみるとランタンとしての実用性はかなり高く感じました。
光源は8つのLED
WILD CAMPINGの光源はレンズ上部にある8つのLED。
照射角度の広いLEDが下向きに取り付けられているため、足元から水平方向までを幅広く照らせています。
細かい事ですが明るさのムラが無いのもストレスが無くて良いですね。
色は2色切り替え
WILD CAMPINGの点灯色は2000Kの炎色と2700Kの電球色の2種類。
点灯中に本体上部の点灯ボタンを押すことで色の切り替えが出来ます。
色味のせいかもしれませんが、電球色の方が若干明るく感じます。
オーディオ性能・音質
WILD CAMPINGはオーディオメーカーが作った製品であり、やっぱり気になるのはその音質。
J-popや洋ロック、ジャズ等を再生して音質チェックしてみました。
サイズからは想像できない高音質
ぶっちゃけた話をすると、はじめは正直そこまで音質に期待はしていませんでした。
「ランタンの形な上に小さいスピーカーで良い音になるのか?」なんて思っていました…
しかし実際に音楽を鳴らしてみると想像以上の迫力。
ベースやドラムの低音もボヤけることなくしっかりと出ているので、洋ロック等も迫力あるサウンドで楽しむことが出来ます。
中音域の中でも特にキレイに出ていると感じたのがボーカルで、特に女性ボーカルの高めな声はかなりクリアで良い感じです。
高音も輪郭がハッキリ分かるクリアさがあるので、ピアノなどの楽器の音もこもることなくキレイに聴こえます。
低音から高音までのバランスも良く、曲のジャンルを選ばず楽しめる事間違い無しです。
ただ一つだけ音質について気になった点を挙げると、360度に音を広げるという仕様からか、音の左右などの立体感は少し弱く感じました。
とは言えコレはアウトドアで音楽を楽しむ為のアイテムであるため、使い方から考えると十分すぎるくらいに高音質と言えるでしょう。
音量も屋外で十分な大音量
音量調整幅は広く、最低音量であれば自分の設営範囲内でも聴こえないくらいに音量を絞ることが出来ます。
最大音量はかなり大きく、5m離れても少しうるさく感じる程。
大体半分くらいの音量でも2Kのアパート全体で音が聞こえるくらいになるので、音量が物足りないと言う事は無さそうです。
かなり大音量なので、キャンプ場で最大音量で使う事は恐らく無いでしょう。
防水性は確か
WILD CAMPINGの防塵防水性能であるIP67という数値は、塵埃の侵入が無く一時的な水没にも耐えられるという数値。
試しに1分程度シャワーをかけて防水性能をチェックしてみました。
防水機能付きなので当たり前ではありますが、雨ではあり得ないほどの勢いで水をかけても全く問題なく使用できます。
水から出した後は細かなすき間から水が出て来るので、カビ等を防ぐためにもしっかりと拭いて乾かしておきましょう。
ちなみに濡れても音声は問題なく再生できますが、スピーカー周りが濡れた状態だと音はかなりこもった感じになります。
バッテリーはかなりのロングライフ
内蔵のバッテリーは音楽再生のみで約38時間、ライトのみで約18時間、両方合わせて使っても約13時間も持つ大容量なもの。
キャンプでランタンを使用する時間は日没から就寝までの6時間程度なので、一泊二日のキャンプであれば余裕のバッテリー容量があります。
音楽の再生時間などによっては二泊三日のキャンプまで対応できそうです。
オーディオやライトとして使用するほか、USB接続してスマホなどを充電することも可能です。
モバイルバッテリーの基準で考えると、機種によりますがスマホを1~1.5回フル充電できるほどの容量です。
起きている間はランタンやスピーカーとして使い、残りのバッテリーを使って寝ている間にスマホを充電するという使い方も良いでしょう。
メリット・デメリット
ここまでは良い点の紹介が中心となっていましたが、一通りWILD CAMPINGを使ってみたうえで感じたメリット・デメリットをまとめていきます。
- WILD CAMPINGのメリット
- 低音から高音までクリアで高音質
防水・防塵性能が高くてアウトドアでも安心
ソロ~少人数のテーブルランタンとして十分使える明るさ
オーディオ・ランタン・モバイルバッテリーが一台で完結する
WILD CAMPINGはポータブルオーディオとしてもかなり高音質で、ランタンとしての実用性も高くかなり優秀なギアだと感じました。
360度音が届くので、キャンプはもちろん仲間内でのバーベキューなど大人数で楽しむにもピッタリでしょう。
ランタンとしての明るさも実用的で、ソロ~デュオなどの少人数キャンプでテーブルランタンとして使用するのに十分な明るさです。
- WILD CAMPINGのデメリット
- 欲を言えばもう少し明るさが欲しい
バッテリーが交換できない
全体的にかなり良いギアだと感じたWILD CAMPINGですが、キャンパーとして欲を言うともう少しランタンとしての能力が高くても良いとは感じました。
もう少し明るければ少人数キャンプのメインランタンとしても活躍できそうなレベルなので、そこは惜しく感じるポイントでした。
メインランタンは別で用意して、オーディオ付きのサブランタンとして使うのが良いでしょう。
また電源が内蔵のリチウムバッテリーなので、電池寿命が来たら使えなくなってしまいます。
とはいえ通常のリチウムイオン電池は500回程度充電できるので、単純計算で毎週フル充電しても10年持つのであまり問題にならないでしょう。
まとめ
- キャンプも音楽も好きな人
- 音質にはこだわりたい人
- 無骨なギアが好きな人
mifa WILD CAMPINGをレビューしてきましたが、PRであるという忖度無しに良い商品でした。
コンパクトさからは想像できない高音質さとランタンとしての実用性を兼ね備えたアイテムで、音楽好きなキャンパーさんにはオススメな一台。
シンプルで無骨なデザインはアウトドアにもよく合うギアなので、自分用はもちろんプレゼント等にも喜ばれること間違い無しです。
テーブルの近くに置けば、テーブルランタン兼オーディオとして活躍してくれます。
キャンプの癒しの時間、mifa WILD CAMPINGを使って高音質で音楽を楽むのも良いのではないでしょうか?
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。