- キャプテンスタッグのオイルランタンが気になっている
- オイルランタンの明るさが知りたい
- オイルランタンの使い方が知りたい
- ゆったり落ち着く雰囲気のキャンプで癒されたい
様々な種類があるランタンのなか、特に落ち着いた雰囲気を持っているのがオイルランタン。
今回の記事では、今もっとも入手しやすいとも言えるキャプテンスタッグのオイルランタンをレビューしていきます。
実際に室内やキャンプで何度も使用しましたが、ゆらゆらと揺れる明かりは独特の味があり、他のランタンとは一味違う落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
- オイルランタンがオススメな人
- 落ち着いたソロキャンプがしたい人
落ち着いた雰囲気をプラスしたい人
気軽に火の揺らぎを楽しみたい人
記事序盤は外観や明るさのレビューから始まり、実際の使用方法、おすすめの収納ケースも紹介。
キャプテンスタッグのオイルランタンは3種類のサイズがありますが、今回は中サイズをレビューします。
チェックポイント
落ち着いたソロキャンプがしたい方や、キャンプに癒しを求める方にはオイルランタンは超オススメ。
外観・スペック・価格(定価)
まず初めにキャプテンスタッグのオイルランタン(中)のスペックを紹介。
- カタログスペック
- 寸法:幅160×奥行き120×高さ250㎜
重量:370g
容量:200ml
燃焼時間:最大14時間(燃焼条件による)
希望小売価格:4,950円(税込み)
燃料は灯油かパラフィンオイルが使用可能。
今回はススやにおいが少なく、比較的揮発しにくいパラフィンオイルを使用しました。
キャプテンスタッグのオイルランタンは大・中・小の3サイズがラインナップされており、大・小はブロンズカラーのみ。
中サイズにはブロンズ以外にもブラック・レッド・カーキ(ベージュ)と4色のラインナップがあります。
チェックポイント
ブロンズカラーは銅メッキ、他の3色は粉体塗装となっています。
どの色もアンティークな本体形状と良くあう色をしていて、インテリアとして部屋に飾ってもおしゃれな外観をしています。
吊り下げ用の金具は大きめになっていて吊り下げる場所を選びません。
火力調整用のダイヤルは動きも軽く、火力調整もシビアすぎずスムーズです。
ガラスのホヤを開閉させるレバーは少し動きが固く、レバーを上げてホヤを閉じる時は注意しないとかなり勢いよくホヤが閉じてしまいます。
点火前に何度か開閉させて、固さを確かめておきましょう。
燃料キャップにはゴムパッキンが入っており、中の燃料がこぼれにくくなっています。
車での移動中、わずかに燃料の入ったランタンがすこし傾いてしまったこともありましたが、パッキンのおかげか燃料漏れは起こりませんでした。
明るさレビュー
実際に使ってみると思っていたよりは明るく、使い方次第では実用性もあるように感じます。
写真はなるべく肉眼の感覚に近くなるように撮ってみました。
LEDランタン等と比べるとオイルランタンは決して明るいとは言えないものの、これ一台でも足元やテーブルの上に置いたものなどはそこそこに照らしてくれます。
コンパクトにまとめたソロキャンプであれば、これ一台でも過ごせないことはない明るさです。
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とはいえ、やはりオイルランタンの最大の魅力は明るさよりもゆらゆらと揺れる明かりの持つ雰囲気。
風で少し揺らめく炎の光は雰囲気抜群で、作業や食事を済ませた後、寝るまでの時間をゆったりと過ごすにはピッタリです。
燃焼時間も長いため、暗くなる前から点灯させて炎を眺めているだけでも十分に楽しめます。
光も柔らかく明るすぎないため、落ち着いて考え事をしたり、ゆったりと焚き火を眺める時にも目立たず落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
使い方解説
オイルランタンの点灯手順は、ざっくり解説すると次の4工程です。
- 燃料を入れる
- ホヤを上げる
- 点火する
- ホヤを下げる
アルコールランプを点灯させるのとさほど変わらない感覚で着火することができます。
詳しく解説していきます。
①燃料を入れる
まずは燃料キャップを開けて、灯油又はパラフィンオイルを注ぎます。
燃料の量はタンクの約4分の3が目安。
ランタンを水平にして、燃料が給油口に届く少し手前で給油を止めると丁度いい感じになります。
給油口は燃料ボトルの口よりも少し狭く、うまくやらないと燃料が少しこぼれてしまいます。
100円ショップのキッチンコーナーに売っている漏斗を使うと、燃料をこぼさず給油することができるのでおすすめです。
初めての給油の場合、芯がしっかりと燃料を吸うまで待つ必要があります。
しっかり燃料が染みる前に点火してしまうと芯の寿命が短くなってしまうので、1時間ほど気長に待ってから点火すると良いでしょう。
②ホヤを上げる
点火するためにガラス製のホヤを持ち上げます。
ホヤの横のレバーを下げることで、ホヤを上に持ち上げることが可能
少し硬いですが、レバーを下げ切るとロックがかかりホヤが固定されます。
③点火する
火力調整ダイヤルを時計回りに回転させ、芯を伸ばします。
マッチやライターなどを使って芯に点火しましょう。
芯はすこし奥まっているため、ライターでの着火の場合、ターボライターなどある程度火が遠くまで届くものがおすすめです。
下から0.5~1㎝ほど芯が露出するくらいに出すと簡単に着火できます。
④ホヤを下げる
芯からしっかり炎が上がったら、レバーを上げてホヤを閉じます。
レバーは横に押すように力を入れると、ばねの力で勝手に上に上がります。
ホヤを閉じたら火力調整ダイヤルを回し、ススが出ない程度の火力に調整しましょう。
消火方法
消火の際は火力調整ダイヤルを反時計回りに回し、芯がある程度引っ込むと自然と火が消えます。
火が消えた後に必要以上にダイヤルを回転させると芯が下に抜け落ちてしまうため注意しましょう。
注意
消灯直後のランタンはかなり熱くなっているため、うっかり本体上部に触ってしまわないよう注意が必要です。
ケースはフュアーハンド対応のものが使える
搬送中に傷が付いたり、ホヤが割れてしまうのを防ぐためにはランタンケースが必須。
キャプテンスタッグのオイルランタンには専用ケースはありませんが、フュアーハンドのベイビースペシャル276に適合するケースが使用可能です。
Hikentureのランタンケースについても軽く紹介します。
上部をファスナーで止めることのできる角型と、上部を紐で絞って閉じる丸型の2種があり、私は角型をチョイス。
帆布で出来た外観はレトロで落ち着いた雰囲気があり、適度に余裕があるおかげでランタンをしっかりと衝撃から守ることができます。
角型はフタの裏側に小型の収納があり、予備の芯など小物を収納しておくことができます。
ランタンを入れてもまだ余裕が有ったので、燃料補給用の漏斗も一緒に入れて使っています。
デザインも良くコストパフォーマンスも高いため、オイルランタンを購入する際にはぜひおすすめしたいランタンケースです。
オイルランタンのメリット・デメリット
実際にキャンプで使って感じたオイルランタンのメリット・デメリットを簡単にまとめていきます。
- メリット
- 雰囲気が最高
本体価格が安い
燃焼時間が長い
本体重量が軽い
オイルランタンの最大のメリットは何といっても雰囲気の良さ。
レトロな本体と優しい明かりは、見ているだけでも日頃の疲れを忘れさせてくれます。
本体価格も安く、少量の燃料でも長時間点灯させることができるため、全体的にコストが低く抑えられるのもオイルランタンの良いところと言えるでしょう。
370gと軽量な本体重量のおかげで、運搬や設営の時にも苦になりません。
- デメリット
- あまり明るくない
ヤケドや事故には注意が必要
一台目のランタンには不向き
LEDランタンはもちろん、マントルを使って点灯させるガソリンランタンやガスランタンに比べても古い時代の方式であるオイルランタン。
明るさの面ではどうしても他のランタンに劣ってしまいます。
またいくらおとなしい火力であっても火を使う機器であり、使用中や使用後は本体がかなり熱くなります。
扱いを間違えれば事故につながる可能性もあり、やけどや火事には十分注意して扱う必要があります。
明るさや扱いやすさの両面から考えると、アウトドア初心者や初めてのランタンとしてはあまりおすすめ出来ない1台です。
まとめ
キャプテンスタッグのオイルランタンについてまとめました。
明るさでは他の方式のランタンに劣るものの、他のランタンでは味わえない落ち着く雰囲気を持っているのがオイルランタンの最大の特徴です。
取り扱いの難易度もそこまで高くないため、気軽にキャンプに癒しのテイストを足したい方にはおすすめ出来る一品です。
フュアーハンドやデイツなどオイルランタン大手メーカーに比べると価格も安くなっているため、ひとまずオイルランタンを試してみたい方にもおすすめです。
オイルランタンを使って、日頃のストレスを忘れられる落ち着いたキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。